2005年 04月 26日
吉原。 |
江戸、吉原。
吉原には、吉原独特の、法律のようなものがありました。
江戸幕府と一緒の、吉原内の自治警察のようなものが存在していたようです。
武士が吉原に行くとき、
最初に、この花魁、と決めてしまうと、勝手に変更できません。
吉原に入ってしまえば、その花魁と夫婦のような関係なのです。
擬似夫婦体験の場、なのです。
もし、別の花魁にしたいときは、莫大な手切れ金が、必要でした。
そういうこともチェックされていました。
そして、初めて花魁と床を共にするのは、合ってから、3回目、からでした。
1回目は、お見合いのような感じです。
プライドの高い花魁は、料理に口をつけず、
会話も、ずっと聞き手に回って、その日は、それで、おしまいになります。
2回目は、少し打ち解けて、花魁も明るく楽しく、恋人のようになります。
3回目で、ようやく。
男の払う料金は変わらないんですけどね。
下級の女でしたら、そんなことはないです。
その日、一回だけ、で、OKの、安い店もあるのです。
また、
当時の江戸の男は、お伊勢参りと、吉原が、あこがれでした。
地方の藩から来ている武士は、吉原で恥をかかないために、
当時売られていたガイドブックを読んでから、吉原へ向かったようです。
by wing-town
| 2005-04-26 14:18
| 雑学